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フラーは誰よりも寂しがり屋、ということをポアンは知っています。
プロティオンは、ポアンの姉思いの願いは快く引き受けました。
結婚式にフラーや他の国にいる姉二人の出席を王様は参加を許可したのですが、臣下がポアンに向けてこう警告したのです。
これ以上、プロティオンに掟を変えさせないように。もしも、プロティオンを助長させるような事を行った場合、こちらも何をするか分からない、と。
ポアンは怯えながらも、臣下にはこう言いました。
「わたしは陛下を諌める力はありません。陛下は誰よりも、国民の事を考えています。皆様がその足を引っ張るのは、どうかと思います」
けれど、臣下はポアンの事を良くは思いませんでした。
プロティオンが反対すると分かっている事の準備を始めていました。
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