第1章

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ゴールデンウィークの初日ということもあり、行楽地に向かう人の群れで京急の電車は込みあっていた。しだいに景色が晴れやかになっていく。 都心を離れるにつれ、ようやく休日モードに入る事が出来た。戸塚慎は久しぶりに夏美と小旅行が出来る喜びを噛み締めていた。
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