第3話  

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二人がリビングを出て行くと 向い側に座っている光さんが口を開く。 『章斗さんって、ほんと奥さん大事 なんですよ。 会社でも毎日のようにノロケてるし 会社一の愛妻家とも言われてますから。 だからずっと章斗さんの奥さんに 会ってみたくて… 今日お会いして思いました。 やっぱり、菜々海さんは 章斗さんが言っている通りの 綺麗で素敵な人でした。』 そう言ってグラスのお酒を飲み干す 光さん。 私は、ただ、『はぁ………。』と言って 頷くだけで 頭の中はクエスチョンマーク。   
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