第3話  

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それからは、きっと初めての 夫の後輩の訪問に 少しずつ自分のモチベーションが 上がっていくのがわかる。 重くのし掛かった足取りは 今までにないくらい軽く、 この浮かれ具合にあとで罰が 当たりそうな気もしなくはない。 いろいろと考えながらも手を動かし、 なんとか5品を作りテーブルへと並べる。 まだ人はいないけれど 憧れていた、ホームパーティのような その光景に今まで沈んでいた気持ちが 一気に膨れ上がるような気がした。
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