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そんな中、時間は刻々と過ぎて行き
時刻は18時を過ぎた頃
玄関の鍵の音がガチャっとしたのを
合図に、夫が帰って来たことを
知らせた。
キッチンから急いで玄関に駆けつけると
そこには夫と、夫よりも少し背の低い、
だけどきっと170cmくらいはあるで
あろう、爽やかな好青年と
その隣には今時珍しい長い黒髪を
後ろでひとつに束ねていて
紫の縁の大きめの眼鏡をかけた
小柄な女性が立っている。
『ただいま』
そう言って私に荷物を託す夫。
『おかえりなさい。』
私がそう言うと、
『妻の菜々海。』
『はじめまして、いらっしゃい。』
そう夫からの流れで自己紹介をすると
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