第3話  

11/30
前へ
/241ページ
次へ
いや、だってそうでしょ。 毎日のろけている? 会社一の愛妻家? 信じられない事ばかりを 口にした光さんは、もちろん 悪びれもないわけで。 嘘を言っているようにも見えない。 むしろ嘘を言っているのは うちの夫の方。 もし、光さんの言っている事が 事実だったとしたら 夫の本当の姿を知った会社の人達は どう思うのだろうか。 やっぱり、私には夫の考えている事が わからない。 すると光さんは、 信じられないことを言う。 『…実は…朱里、章斗さんにずっと 憧れを抱いていたんです。』
/241ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2532人が本棚に入れています
本棚に追加