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「ア、……ん、ダメよ」
帰るんでしょ?
「うん。でも…ちょっとだけ」
オゥオゥ、シムラ。
迷ってんの?
「……ちょっと?」
ギュッと首に飛びついて、首筋に舌を這わせてやる。
お尻のほっぺを包むシムラの右手全体にに力がこもる。
ほらほら、早く決断しちゃなさいよ。
時間が無くなっちゃうわよ?
「…ん、も…ぉ、シムラ……あ、」
ハァ、と悩ましく吐息を漏らしてシムラを愛でる。
ヨレたTシャツの襟元を一層下へと引っ張るシムラは目一杯舌を出して無謀なことに挑戦し始めた。
バカじゃないの?
一気に下から捲り上げてよ!
もしくは布越しに狙って!
このままじゃあ、私が仕事にならないわ。
「…シムラ、ね?」
この後に及んで何を迷うの?
吸い上げた唇を甘噛みして、舌を低速で這わせていく。
「…シムラぁ、ねぇ……」
それでも帰るつもりなの?
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