1章「始まりは終わりを告げる」

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私がマンションのエレベーター前で待っていると女の子が横に立っていた。黒髪のショートヘアの黒い浴衣の女の子だった。 エレベーターが私たちの前に来る。私はその中に入った。 「あれ?君も乗らないの」 「気を付けて。始まりは終わりを告げるものよ」 彼女はそう言うと壁のある方へ行く。 私はいったん降りて彼女が行った方向を見た。しかし彼女はそこにはいなかった。壁を通り抜けたらしい。幽霊なのか? 彼女が何者なのかはここでは知らなかった。また、彼女の言った言葉の意味も分からなかった。 そして私はある者に出会って全てが始まるのだった。 始まりは終わりを告げる物語が……。
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