田中英樹の場合 その1

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僕の名前は田中英樹。 僕は今森の中にいる。 なぜこんな所にいるかというと簡単に言えば地球で死んだからだ。 よくある神のミスで殺されたのでお詫びに転生させてやるというやつだ。 もちろん転生特典で人類最強の身体能力ももらった。 ほかにも無限の魔力とかもほしかったのだが魂がもたないとか何とかで身体能力以外はだめだった。 でもそこそこ多い魔力はもらえたのでまぁいいか。 「さてさて。 こういう時は町を目指すのが定石だな。」 僕はその場で思い切りジャンプする。 すると数十メートルも飛び上がる。 すると近くに街を発見した。 「よし!案外近くにあったな。 ふふ、これから僕の物語が始まるんだな。」 人類の脅威である魔王軍なんかを倒して姫様と結婚して。 「いやいや、やっぱりハーレムだよな。 魔物っ娘も捨てがたいし。 あ!ケモ耳っ娘とかもいるのかな? それから奴隷とかもいるかもだし。 主人と奴隷の恋!!」 やばいな!テンション上がってきた! 僕は全力ダッシュで街に駆けていった。 「待ってろよ僕のまだ見ぬ嫁たちぃぃいいいい!!!!!」 あとから冷静に考えると、猛スピードで走りながら奇声を発してるとかかなり恥ずかしい。 誰にも見られなくてよかったと思った。
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