未来人?と自動販売機

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──結局、あれから何事もなく1日が過ぎる 夕方、仕事が終わり 先輩と自販機コーナーへ行く すると突然、背後から声がした!  「こんにちは、幽霊さん!」 栄「うわ!未来人っっっ!?   お、お前、何なんだよ!?」 未来人「私は未来人でもお前でもないよ。     私の名前は福見(ふくみ) 緋色(ひいろ)。     あなたは?」 栄「お、俺だって幽霊じゃない。玉田だ。玉田 栄。」 横からデカい声 徳井「俺の名前は徳井 陽一!宜しくな、栄!」 栄「いや、先輩のは聞いてないッス。」 徳井「そうか!わかった!」 栄「緋色は、どうして追われてたんだ?   アレ、警察官じゃないだろ?   俺も捕まりそうになったし。」 緋色「えーっと、私たち、    施設を何人かで脱走したから    間違えられちゃったんだろうね。」 栄「施設?脱走!?あ・・・、犯罪者??」 俺は目を丸くした。 緋色「私は犯罪者じゃあないよ。 徳井「(裏声)ちょっと知りたい事があって、   ココならまた栄クンに会えると思って。」 栄「ちょっ、先輩何言ってんですか!   そんなのじゃないでしょ。」 緋色「そうだよ。教えてもらおうと思って。」 栄「え?」 徳井「ほな、拙者は邪魔者ですので    退散するでござる。」 パタパタパタ・・・・・ 栄「先輩?速いなっ!」 徳井「帰るからな!戸締まりたのむわー・・・・・・。」 緋色「栄クン、教えてほしいんだけど・・・。」 緋色は・・・ 目を輝かせながら・・・ 話を切り出した・・・・・ 緋色「・・・コレ、なに?」 「「 いらっしゃいませ 」」 (自動販売機音声) 「「お金を入れてお好きな商品をお選び下さい」」 自動販売機を指差す緋色。 本当に知らないんだ・・・・・・・・・・・・。
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