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「は?加齢臭…?」
「そ、とにかく臭いの
あとウザい!!」
智美の言葉を聞いても
全く理解が出来なかった。
「璃咲のお父さんだって
加齢臭するでしょ?
臭いとか思わないの?」
「…思ったことない
てゆーかそんなに臭いって
感じないんだもん」
あたしの返答に
教室がシーンと静まり返る。
しばらく続いた沈黙
それを破ったのは
クラス委員の
怜衣(れい)ちゃんだった。
「ま、まあ
璃咲ちゃんのお父さんって
頭よくて優しいし
嫌わないの分かる気がするよ」
その声に少しだけ
救われた気がした。
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