あとがき

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【純 倫 愛~愛だったのかもわからない】 を最後までお読みくださった皆様、 本当にありがとうございました。 この作品は、けして不倫を肯定的に描きたかったわけでも、夫を悪者として描きたかったわけでもありません。 以前、もしかしたら日記等で書いたかもしれせんが、夫と出会うまで私は誰かと付き合っても、 ″この人が死んだら泣くだろうか?″ と思っていて、冷めていたというか、本当に人を好きになった事がありませんでした。 初めて、この人を失ったら……と想像しただけでも泣けてきたのは、夫が初めてで、その人と結婚できたのは凄く幸せなこと。 ……でも、長年一緒にいるとお互いに空気というか、それ以下の存在になって、思いやることもできずにイライラしたりムカついたりすることが多くなって。幸せを感じることも少なくなりました。 あんなに大事な人だったのに、今は好きなのかもわからないような感じ。 勿論、好かれているのかもわからない…… そんな中で、孤独を感じる出来事や、 誰かに強く必要とされたら、気持ちが揺らぐかもしれないし、禁断の行為に走ってしまうかもしれない。 その時の迷いや、問う存在意義をアラサー女性の目線を通して書いてみたかったのです。 ……主人公の今日香は、不器用で人付き合いが下手、生き甲斐もない女性。 時々、重なる部分を書いて胸が詰まったりしましたが、 目標を見つけ、子育てをちゃんとやる女性に成長した姿を描けてホッとしています。 ラストは始めから決めていたのですが、 モヤモヤしてしまった方もいたかもしれません。 続編を書く事はできないので、応援特典に、その後の二人を少し書いてみたいと思います。 余談ですが、もうひとつの禁断の恋から始まる恋愛小説、 【連愛 恋の華*悪の華】も同じコンテストに応募しています。 もし、まだ未読の方がいましたら、 お読み頂きたいです。 長くなりましたが、スターや栞、コメントなど応援してくださる読者さま、 いつもありがとうございます。 エブリスタを通し皆様と繋がれて、 今の私は頑張れる力を頂いてます。 20160630 光月 海有
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