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傭兵という稼業は戦があってこそ成り立つものだ
かつて男たちは名の知れた傭兵団として活躍していた
世界は争いに満ちており、彼らが仕事に事欠く事はなかったのだ
その日が訪れるまでは
ソレは突然現れた
勇者と名乗る奇妙な男が帝国に現れ、単騎で他国に攻めいったのだ
勇者の力は凄まじい限りで、ただ一人の人間に、他国の軍隊は
手も足も出なかった
そして戦乱の世は幕を閉じる
自称勇者様によって世界は平定されてしまった
仕事の無くなった傭兵たちは散り散りになり、一部の者は山賊へと身を堕とすのであった
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