続・きっかけ

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「私は、止めたのに、行かないでって言ったのに。行ったの。」とKさんは、言った。 「泣いた?」と僕は、きいた。 「なに?何で そんな事聞くの?」とKさんは、言う。 「いや、ごめん、どの位 ショックだったか知りたかった。」と僕は、言った。 「本当、腹立つわぁ。大泣きして止めたけど、駄目だった。」とKさんは、続ける。 「どうして、あんな男を好きになったんだろう? 私がいるのに、別の女と旅行に行くなんて・・・。」Kさんは、本当に落ち込んでた。  Kさんの表情は、悲しみに満ちていた。 目は、死んでいて、うっそうとしげる竹林を ボーッと眺めていた。
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