第1章

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滲む燈に 端唄流るる 夏初月 咲いた士魂に 青嵐吹く 世に有名な寺田屋騒動.... 時は文久2年4月23日、川面から立ち上る靄に滲む宿の灯り.... 薩摩の有馬新七等【精忠組】は藩主の父 島津久光の命を聞かず伏見の寺田屋でその若き命を散らしていった。 坂本龍馬は弔いの為に寺田屋に訪れ、三味線を弾きながら即興の端唄を唄った。 咲いた桜に 何故駒つなぐ 駒が勇めば 花がちる 何をくよくよ 川端柳 水の流れを 見て暮らすimage=499043486.jpg
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