第1章

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大石に 勝る忠義の もののふは 汚名恐れぬ 清流の人 赤穂浪士の仇討ちのシーンで、命惜しさに藩のお金を持ち逃げしたとされる悪名高い家老【大野九郎兵衛】 実は仇討ちに失敗した時の第2の作戦として世間を欺き、吉良上野介が逃げてくる筈の奥深い峠道に木こりに扮して待ち受けていた。 大石等によって仇討ちを果たしたという知らせが伝わると、彼は何の弁解もせず悪名を背負ったまま、遠く板谷宿で自刃しその生涯をとじたという.... この話を見つけた時に私は胸が熱くなり、誰も訪ねてこないような彼の碑に出掛けた事を今でも覚えています。image=499081831.jpg
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