第1章 羽をつけた悪魔

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マナブが再び、 うんざりとため息を吐いた。 その疲れきって天を仰ぐ原因は 廊下での恒例行事とも言う出待ち… ドタバタと騒がしい足音に 僕は慌てて、客を招いてしまう 右腕を下げる 「来る…。」 とても耳障りな足音は遠退いて たった1つ、ゆっくりと 廊下で止まった。 ………このところ、こればかり。
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