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マナブが構える暇もなく、
勢いよく開かれた扉…
「部長さん、いる?」
そこから顔を出したのは、
通称、羽をつけた悪魔。
桜庭 カノン。
「カノンさん…今日も…いや、
相変わらず、大人気で。」
マナブは眉の間を抑えながら
カノンを睨む
「いや~、俺は人気だからね…
……ところで部長は?今日も休み?」
部室を見回す悪魔のような冷たい瞳は一瞬僕を見た
「その招き猫…腕下がってるよ?」
わざと下げたんじゃボケ~!
ゆっくり近づいて
僕に手を伸ばす。
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