第1章 羽をつけた悪魔

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マナブが構える暇もなく、 勢いよく開かれた扉… 「部長さん、いる?」 そこから顔を出したのは、 通称、羽をつけた悪魔。 桜庭 カノン。 「カノンさん…今日も…いや、  相変わらず、大人気で。」 マナブは眉の間を抑えながら カノンを睨む 「いや~、俺は人気だからね…  ……ところで部長は?今日も休み?」 部室を見回す悪魔のような冷たい瞳は一瞬僕を見た 「その招き猫…腕下がってるよ?」 わざと下げたんじゃボケ~! ゆっくり近づいて 僕に手を伸ばす。
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