第1章

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サワムラ『わかったよ。じゃあ今から行くからそこで待ってろ』 真白『(あ、サワムラさん部屋から出てきた)』 真白『(部屋のドア開けっぱなし。そういえば初日にサワムラさんの部屋は絶対に入っちゃ駄目って言われたっけ)』 真白『(いつもは鍵がかかってて入れないけど、今は入れる)』 真白『……ほ、ホントは駄目なんだよ?家政婦として雇い主のプライバシーに踏み入ることは』 真白『でも気になっちゃうし、もしかしたらサワムラさんも今日は入って良いって意味で開けっぱなしにしたかもしれないし』 真白『それに入るなって言われても掃除の苦手なサワムラさんのことだから部屋も凄いことになってるはず』 真白『だから私はあくまで掃除するために部屋に入るの。別にやましい気持ちなんて』 サワムラ『何をブツブツ言ってる?』 真白『ひっ!』 サワムラ『変な奴だな。真白、ちょっと仕事で出掛けるから留守番頼むぞ』 真白『は、はい!お気をつけて行ってください』 真白『(き、聞こえてない……よね?)』
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