2章

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真白『サワムラさん、今日買い物に付き合ってくれませんか?』 サワムラ『(最近、真白が何かと構ってくる)』 サワムラ『いや、今日はいいよ。俺太陽の光とか苦手だし』 真白『吸血鬼ですかあなた。そんな身体に悪い生活は駄目です!もっとお日様の光を浴びて健康的にいきましょう』 サワムラ『(俺が殺し屋だと知って少しは距離を取るかと思ってたが、むしろ前より距離を詰めようとしている)』 サワムラ『大体俺が行っても特に良いことはないぞ。もしかしてお前、雇い主の俺に荷物持ちさせる気か?』 真白『そんなことしません。ただ着いてくるだけで良いんです。サワムラさんも今日は仕事無いじゃないですか』 サワムラ『確かに暇だけどよ』 サワムラ『(邪魔とかうるさいとか、それ以前に目的が分からなくて少し気味が悪い)』 真白『だったら散歩する気分で着いてきてくれませんか?私は買い物出来て、サワムラさんは身体を動かせて。ほら、こうしてみるとお互いの利が一致して』 サワムラ『一致してねぇよ。そこに俺の意思が無ければ利は一致しねぇよ』 サワムラ『(正直、何か企んでるんじゃねぇかと疑ってしまう)』
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