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サワムラ『うち確か25以上を条件にしていたんだが』
真白『……確かに年齢を誤魔化していたのは謝ります。しかし、どうかここで働かせてはくれませんか?』
サワムラ『別にここじゃなくても19ならどこでもバイトは出来るだろ』
真白『でも私……もう家には帰れないし』
サワムラ『何故……その妙に大きな荷物……まさか』
真白『はい、私家出してきたんです。家政婦なら住み込みで働けると思って』
サワムラ『(住み込みとは言ってないぞ)』
真白『私、昔から過保護な親の元で育ってきたんです。その為勉強と家の事以外あまり知らなくて』
サワムラ『(おいおいなんか始まったぞ)』
真白『でもそれだと私は何も知らずに過ごしてしまう。守られてばかりでいるのはもういやで、何かを始めようと思った時偶然あなたの家政婦を募集しているホームページを見かけたんです』
サワムラ『(偶然にしては出来すぎだ)』
真白『家政婦なら私でも出来るかもしれない。しかし私の親はそれを許してはくれないだろう。だから私は必要な物だけを持って家を出たんです!』
サワムラ『ごめん、帰ってくれ』
真白『お願いします。三食食べれて住まわせてくれるだけでいいです。家政婦としてのお仕事は誰にもひけを取らせません。私、駄目だって言われても絶対ここから離れませんからね!』
サワムラ『(う、うぜぇ。もし帰る金が無くて言ってるのなら金だけ渡して帰ってくれねぇかな)』
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