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場面は変わり、建築現場……。
「うぉッ！重てー」
「孝信！ そろそろ休憩にすんべや！」
孝信「はい！」
孝信は作業を中断し、自販機で飲み物を買う。
「フゥー。タバコがうまいねぇ」
休憩室にはタバコの煙が充満している。
孝信「ゴフッゴフッ！」
「あー孝信タバコ辞めたんだっけ？」
孝信「はい、でも遠慮なく！ 吸って下さい！」
「悪いねー。それにしても孝信……体は大丈夫なのか？」
孝信「どうって事ないですよ！」
「ここ終わったら夜から警備の仕事だろ？
ここだけでもしんどいのに、ようやるわ……。あんま無理すんなよ」
孝信「大丈夫ですよ！
働かなきゃヤバいんで……笑」
「まさか孝信みたいな真面目で良い奴が騙されちまうとはなあ……。ひでぇ人間も世の中には居るんだなあ」
孝信「仕方ないですよ。
保証人になっちまったのは自分っすから」
「社長に孝信の給料上げてもらえねーか、俺からも言っとくからよ……」
孝信「親方……。
ありがとうございます」
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