第1章

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空の上を飛んでいくらヒョロロと鳴いたところで鷲にはなれないのか いつかきっとなれるんじゃないのか そんなことを考えて、私は上の空でいる 上の空というのは、つまり上の空を見上げて、ぽかんとしていることを言うのだ。 私はそれでやっと腰を上げて動き始める。 さあ始まりの合図じゃないのか 一体全体落ち着かない雰囲気の屋根 壊れかけた時計 青く錆びた土
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