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確かに地球上に住む生物の比率から考えれば、また人類に生まれ変わる確率は低いと言える。
今までが人間だったから、また人間に生まれ変われるなんて幻想に過ぎない。
「心配いらないわ。そのままの姿で向こうに器を用意するから、授乳プレイなんてならないから」
「ちゃんとチート能力もおまけするから、死ぬこともないし!」
神様と女神様、必死である。そんなにその世界は切羽詰まっているのだろうか。
「何か不安なんですけど。でも、このまま死んだ上にリュウグウノツカイになるよりはましかな」
北斗は異世界行きを決めたようだ。そりゃあ、誰だって深海魚になるよりは人間のままの方が良い。
まあ、行き先が異世界だって事と、仕切るのがこの神様と女神様だっていう不安要素はあるが。
「おっ、行く気になってくれたか」
「善は急げ。すぐに器を創るわ!」
北斗の足元に魔法陣が生まれ、光が走る。
「走査終了。これで向こうに行けば器が自動で作成されるわ。それじゃあ行ってらっしゃい!」
魔法陣の内部が暗闇に染まると、そのまま落とし穴へと変貌する。
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