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確かに筋は通っている。しかし、それがお勧めなら始めに出して欲しかったと思うのは贅沢だろうか。
「はぁ、もういいです。それ下さい」
「毎度あり。お客さんすぐに飲むだろ、これおまけにしとくよ」
そう言って店主はエキセドリ○と1本のペットボトルを差し出した。
「ああ、ありがとう。………これ、飲んでも大丈夫なのか?」
「おっ、お客さん通だね~。知ってるんだ。」
おまけにと出されたペットボトルには「神流川の美味しい水」と銘打たれていた。
昔神流川上流のゴルフ場から芝用の農薬が垂れ流され、川の水が汚染されたという事件があったりする。
「心配いらんよ。それは神流川と銘打たれてるが、神流川とは縁も所縁もない水だから」
「それはそれでやばくないか?JAR○の出番だろ」
この店主といい商品といい、突っ込み所満載である。本調子の北斗が来ていたら突っ込みの嵐であっただろう。
「それはともかく、水はありがたかった。じゃあな」
「またの突っ込みをお待ちしていま~す」
来店じゃなく突っ込みを待つんかい!と突っ込みたくなった北斗であったが、それをやると離れられなくなる予感がしたので突っ込むことなく薬局を後にした。
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