朝と、無愛想と無表情

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これが恋だと気づいてから、ハタさんが朝交番の前に立っている時には毎回思いの丈をぶつける、そんな日常が出来上がっていた。 「行ってきます。」 「車と不審者に気ーつけろよ。」 そして今に至る。 一応ハタさんと話せたことだし、まあ良しとしよう。 ハタさんと交番に背を向けて、再び学校を目指し歩き始める。 いつもは鬱陶しく思う日差しの眩しさも、今日はそんなに嫌じゃなかった。
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