第13章 心の声

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スマホに手を伸ばして、凛に大学を休むというメッセージを送る。 何か食べなきゃとか薬を飲まなきゃとか色々思うけれど、身体が怠すぎて動く気になれずそのまままた布団の中で目を閉じた。 ◇ どれだけ経ったのか、また目が覚めた。 スマホを手にとって時間を見ると、さっきから二時間ほど経っていたけれど、身体の怠さは全く消えなくて。 というより、さらに重くなっている気がする。 やっぱり薬を飲んだ方がいいんだよね? 「んん……はぁ……」 重い身体を起こして座るけれど、息が切れるほどにしんどい。
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