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何でここにいるの? とか、何でこんな風に触るの? とか、色々訊きたいことがあったけれど、それが言葉になることはなくて。
そんなあたしに、仁はぷっと吹き出した。
「おまえ、テンパりすぎ」
「だ、だって……!」
いまだにくすくすと笑っている仁は、あたしの顔を覗き込んできた。
「まだ熱は高そうだな」
そう言いながら、頬に添えた手を引っ込める。
「粥食える?」
「え」
「え、じゃねーの。薬飲まなきゃよくなんねーだろ?
だから、粥食える?」
「う、うん」
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