第13章 心の声

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「後悔したくないから、最後の最後まで頑張ってみる」 そんなあたしに瞳をめいっぱい見開いていた凛だけれど、次の瞬間、あたしの手をぎゅっと握ってきた。 「まじで!? うん! 彩葉がそう思うなら頑張った方がいいよ!」 「うん」 そのまま凛の手を握り返して気合いを入れてから立ち上がる。 「じゃあね」 「うん、彩葉頑張ってね」 「ありがとう」 そのまま真っ直ぐに凪さんのところに向かった。
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