第13章 心の声

8/34
前へ
/34ページ
次へ
そのまま床にぺたりとしゃがみこんだけれど、いくら熱いお湯を出していたとしても床が温まっているわけがなくて、お尻にひんやりとした冷たさが走る。 「……冷た……」 けれどそのお陰で少し冷静になれた。 熱いシャワーを浴びながら、メイクを落として髪や身体を洗う。 ゆっくり入っている気分にはなれなくて、身体が温まる前にバスルームを出る。 そしてバスタオルを身体に巻き付けて部屋の方へ足を向けた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

397人が本棚に入れています
本棚に追加