栽培日記
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眠らぬ街の歯車として、一日の役目を終えて、6畳の窒息しそうな空間へ帰宅した。 いつもの万年床と湿気た空気が、僕を迎える。 黴(カビ)と共存することを強いられる、不衛生を極めた部屋。 凡人には、到底理解できそうにない。そんな場所に住んでいる。 当然、友達なんか呼べやしない。 だけど、良いのだ。 どうせ、友達など、夢物語だ。
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