86人が本棚に入れています
本棚に追加
「次に、風紀の紹介にうつる。」
そういうと、生徒会の面々は一礼して、舞台袖に消えて行った。
まじか…!まじで紹介だけなのか…!
そして、自己紹介しただけにもかかわらず、顔を赤くしたり、叫ぶのをこらえたりしている、可愛い系男子達。
会長の言葉を律儀に守っているらしい。
殊勝なことだ。まぁ、入学式に叫ばない、なんて小学生でも今時知ってそうなもんだがなwwwww
おっと失敬。ついゲス顔に。
うーん、しかし、ぷるぷる、ぷるぷる、小刻みにふるえる可愛い系男子達はもう、チワワにしか見えない。
でも、俺は犬より猫派なんだな、これが。
残念。犬派ならある意味楽園…?だったのか………?
まぁ、とにかく犬は個人的にうるさくて苦手なんだ。
あの、主人に忠実なところも、健気でなんだかいたたまれない。
はぁ…。なんか疲れた。
というか、本当にこの学園に入ってよかったのだろうか。
肝心の俺の親友様は、誘ったくせに、入学しないし。
……本当、ひどいやつだ。
らしくもなく心細くて、心の中で愚痴を言ってみても、それでどうなるわけでもない。
1人もんもんとしていると、再びマイクの入る音が。
最初のコメントを投稿しよう!