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「いやぁ、俺みたいなダサダサメガネがイケメン様拝むとか天罰くだりそうだしwww」
勿論目は空から動かない。
「いや、なにも自分でそこまで言わなくても…」
「というか、そのなっげえ前髪きればいいじゃねぇか。邪魔だろ、それ。」
言われた通り、確かに邪魔なのだ、このビラビラした前髪。けど。
「いなぁ、でも、便利なんっすよ、この前髪www授業中寝ててもばれないし、俯いてたら顔見えないし。それにガリ勉っぽいなら真面目だと思われるしwww」
「なんだそりゃ」
「でも、まこ外部生でしょ?真面目なんじゃないの?」
「いやぁ、勉強なんて効率っすよwwwww俺はゲームに命かけてるんで、真面目ではないっすwwwだって一度きりの人生勉強だけについやすとか勿体無いwwwww」
なーんて、近くに参考書開いてる生徒いるのにいっちゃってみる。
俺ってば本当最低。
黙ってしまった2人の反応が見たくて、ちらっと窓ガラスを見ると、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていた。
何故。
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