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塩谷さんに
忍くんを預けたあと
連れ込まれたトイレの
個室の鍵が
カチャン
かかる音よりも
密着した逞しい肉体が
気にかかって仕方ない
「あなたの身に移り香を残された俺の怒りをどうすれば、お分かり頂けるのでしょう」
肩から滑り降りた手が
「ふぅ・・・・・・、ん」
胴から腰へと動き
肌に
密着していたシャツに
空気を含ませた
「今すぐ連れ帰り犯してしまいたい」
怒りの籠もる低い声に
頷いて
身を任せてしまえたら
どんなにいいだろう
「ま・・・・・・さ、と」
太腿を強ばらせ息を漏らす
俺の
汗ばんだ皮膚を
強く
擦り付ける乱暴な手付きにも
反応して
腰が揺れ動く
「う、くぅ」
ズン
脳に衝撃を感じる勢いで
真人の膝を
押し付けられた
ソコは
どくどくと熱く脈打ち
解放を求め荒れ狂う
「やめ・・・・・・っ、イく」
股の間を
押し上げる太腿に手を置いて
首を振り
「漏れ・・・・・・っ、る」
懇願しながら
「駄目です。あなたの匂いを他の男に嗅がすなど、許さない」
縋るように見つめて
「助けて・・・・・・どうにかして、真人」
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