第三章

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自分の分身がどんな状態か 誰よりも 俺自身が分かってる 「涙目で見つめる理由は俺の希望を『可』として、受け入れて下さったということですね」 コイツは~~~~~ ほんの少し 右の口端を上げた梶川の 欲望に濡れた目に ドキドキして 頭が 変になりそう 目線を 梶川の太い首にずらした 「就職祝いの話とか、聞いてないし」 「願望ですよ あなたの全身を舐め回し、キスして、犯したい俺の」 あ、 組んでいた腕を解いて 一歩 足を踏み出した梶川の 形のいい 薄い唇が目の前にある 「・・・・・・・・・かじか わ」 好きな人の欲望を 肌で感じて 掠れた震える声しか 出せない 自分が情けない 「大丈夫、怖がらなくていいですから」 俺を抱き締めた梶川の服が 泡と 風呂の湿気と 俺の汗で濡れていく 「キスしてましょうか。ハニーの健康を確認するあいだ」 俺 コイツのこと すごく・・・・・・・・・、好き 首を傾げ 無理強いすることなく 待ち続けてくれる 梶川に 「ん」 短い変事を返した 芝の一本一本まで 洗う気か! 言いたくなるくらい 丁寧に 恥骨を撫でる手に感じて 「かわいい、栄一さん」 イキそう
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