第三章

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「ダメ・・・・・・、パンツ 汚れる」 離れようとした俺の 目尻に キスした梶川の吐息が 耳にかかる 「泣かなくていいんですよ。ハニーのカウパ一氏と対面するのに、遠慮は要りません」 好きだけど、バカ 馬鹿だけど、スキ 抜けそうな腰を支える腕に 身を預け 俺のを長い指に挟んで 上下させる 梶川の 「好きです。栄一さん」 手によって 全身の熱が一カ所に 集中していく 「ひっ・・・・・・あ、ァっ んんっ、ん」 喘ぎを漏らす唇を 深く吸う梶川のシャツを ぎゅっと 握り込んで 《ビチャ》 梶川のパンツを汚した 少しずつ 時間をかけて 慣らされていく俺の躰 「栄一さん」 食事の途中で シャツを捲りあげて 「んっ  飯が、こぼれるだろう」 じんじんとした痺れを 全身に流す 尖りを弄ばれたときの 快感を 待ちわびるようになったけど 「もっと股を開いて下さい。かわいいハニーの口から垂れるヨダレを拭ってやれないでしょう」 請われるままに 足を開き 「ハニーを隠す手を放しましょうか、栄一さん」 蛍光灯に照らされた 下半身を じっと見つめられることには 「・・・・・・見すぎ」 慣れそうにない
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