第三章

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思うように 動かせない腕で 尖りを強く吸い上げる 梶川の肩に 手を置いて突っ張っても 強固な肉体は 身動ぎ一つしない 腰に回された腕に 押さえ込まれて 「あっ ぁあ・・・・・・ッ、んぅ」 自分の体をずらすことも 出来ない 「脱ぎますか? それとも、このまま悦しみますか」 「脱ぎた・・・・・・っい」 「承知しました」 ぐっと抱き寄せられ 浮いた腰 「え、 え? なに?」 脱がされるのはYシャツ 思い込んでいた 俺のパンツを 膝まで下ろした梶川に 「ヤダヤダ、見るな!」 ソファーに押し倒された 片手でぐっと お腹に押さえつけられた膝 腰を捩っても 梶川の手を叩いても 緩まない力 「梶川、止めろって、なあ かじかわぁ」 スースーする 秘められていた場所に 降り注ぐ 熱のある視線に感じて 大きく 膨らんだ自身から 潤滑液がとろりと垂れた 『止めろ』 口にしても 聞いてくれない梶川は 初めてで 体がガタガタ震える 荒い息づかいを繰り返す 梶川の指が 先端を 濡らす潤滑液をすくって 色の違う萎んだ皮膚に 触れた瞬間 「ゃだ・・・・・・っ、怖い」 堪えていた涙が零れた
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