第三章

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「すみません。栄一さんの意思に反する怖い行為はしませんから、泣かないで下さい」 膝から抜き取られたパンツ ぎゅっと 膝を閉じて丸まる 俺を抱きしめ 「そんなに嫌でしたか? 俺に触られるのは」 髪を撫でる優しい手に ホッとして 涙を硬い胸に擦り付けた 「・・・・・・っ、嫌じゃない けど」 「けど?」 「お前の 雰囲気が・・・・・・怖かったから」 緊張に強張っていた 梶川の 端正な顔に 目の覚めそうな 華やかな 笑みが広がっていく 「怖い思いをさせてすみませんでした。二度と理性を飛ばして乱暴しないと誓いますので、許してくれませんか? あなたに触れることを」 ・・・・・・飛ばしたのか、理性 腹立たしいほど魅力的な 笑みを浮かべ 俺の返事を待つ梶川を バーカ 許すに決まってるだろ! 睨み付けた 「お願いします。栄一さん」 甘い囁きに キュン 胸が大きく鳴った 「さ、触るだけ   なら」 頷いた俺の 潤滑液をつけた 「優しくします。苦しませたりしませんから」 長い指が慎重に 「んっ、んっ」 俺の中に潜り込んできた
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