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「すみません。栄一さんの意思に反する怖い行為はしませんから、泣かないで下さい」
膝から抜き取られたパンツ
ぎゅっと
膝を閉じて丸まる
俺を抱きしめ
「そんなに嫌でしたか? 俺に触られるのは」
髪を撫でる優しい手に
ホッとして
涙を硬い胸に擦り付けた
「・・・・・・っ、嫌じゃない けど」
「けど?」
「お前の
雰囲気が・・・・・・怖かったから」
緊張に強張っていた
梶川の
端正な顔に
目の覚めそうな
華やかな
笑みが広がっていく
「怖い思いをさせてすみませんでした。二度と理性を飛ばして乱暴しないと誓いますので、許してくれませんか? あなたに触れることを」
・・・・・・飛ばしたのか、理性
腹立たしいほど魅力的な
笑みを浮かべ
俺の返事を待つ梶川を
バーカ
許すに決まってるだろ!
睨み付けた
「お願いします。栄一さん」
甘い囁きに
キュン
胸が大きく鳴った
「さ、触るだけ なら」
頷いた俺の
潤滑液をつけた
「優しくします。苦しませたりしませんから」
長い指が慎重に
「んっ、んっ」
俺の中に潜り込んできた
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