48人が本棚に入れています
本棚に追加
食堂
エル「ほやぁ、相変わらず凄い人なのです」
セル「相変わらず慣れんか。人が並んでいるのは」
エル「んー……そうなのですけど、ずっと気になっている事があるのですが……」
セル「何だ?」
エル「何で私達二人しか食べないのにこのテーブルは細長いのですか?」
セル「考えた事も無かったな」
エル「え!?」
セル「そう言えばエルナには話していなかったな。このテーブルは初代からずっと使われて居た物だから恐らく趣味だろうな」
エル「へぇ……」
セル「だからといって何の特徴も無いがな。強いて言うなら侵入者を魔法の鎖(めっちゃ頑丈)で拘束する位だ」
エル「うわぁ、凄いのです。今では宝の持ち腐れですね」
セル「ああ。まったくだ」
新人執事「なぁ、あれって確か幾千万人の血を吸った呪われし拷問台『グロセポネ』じゃね? めちゃくちゃ似てるんだけど」←小声
ベテランメイド「うん。正真正銘、グロセポネよ。ああ言う風な用途でしか使われなくなったって事は、この世界も平和になった証拠よね」
新人執事「だなー」
セル「……(聞こえているがここは穏便に給料50%カットだけにしておいてやる)」
最初のコメントを投稿しよう!