温室タンサ

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「・・・あ~、フミカ! やっぱり無理であったろう?」 「・・・てか、どういう展開なのです、コレ?」 先程聞いてもいない自己紹介をなさってくれた・・・特攻野郎というよりは『おいJr?』と呼びたくなる出で立ちの彼女。 「いや、“温室”までの水先案内人をと思ってな?」 「・・・何で出掛けた後なの?」 「だって、みっちー中々捕まんないから~」 「・・・部長、馬鹿なの死ぬの? 私達探検隊が、さっきどんだけ怖い目に遇ってきたか分かってんの?!」 惚けた事しか宣わない部長につかみ掛かろうとしたところで肩を掴まれた。 「・・・フフ・・・お嬢ちゃん?その為の壁画部なのだよ!」 ・・・全く要領を得ない! 何で壁画部?! つ~か、壁画より発掘調査隊じゃないのさ、その格好は! 色々突っ込みたいけど、とりあえず頭イタい。
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