温室タンサ

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・・・そうよ、コレこそが私の真の姿! 思い知るがいいわっ! 「・・・たまたまだよ、たまたま! ・・・わ・た・し!普段はもう少しオシトヤカなんだってばyo!」 咄嗟に被る猫ほどヒドイモノはないとよく言うが、その最たるモノが2秒前の私。 急な『メイさんに引かれてしまうのヤン!』症が発症してしまってね?! そう、それに私は酷く疲れてるの!・・・人間の体温の限度を超えた高熱で悶える私の枕元に私そっくりの“私上司”が現れて『・・・君の身体はもう限界だ・・・これ以上の変し・・・』 「・・・まあ、そんなふみちゃんもアタシは・・・好きだよ」 「・・・・・・っ!」 ・・・さて、困った事態が起きましたぞ? いや、何て言うかね? 今、私の眼下には私が居るんです。 えらく赤い・・・を通り越して深紅の顔した私がね? で、その表情がまたヒドイの何のってあなた! 半笑いで鼻の穴思いっきり広げて、瞳孔なんかも開いちゃって!
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