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「・・・・・・先ほど息子さんにも承諾をいただきました。一目見て貴女こそ自分の運命の人だと確信したんです、すぐにでも私と結婚していただけませんか?」
触りたくもないゴミ女の手をとり、木村は必死で求婚する。
この二人の天使を手に入れるためなら、彼は悪魔にだって魂を売るだろう。
夢のような申し出に、小皺だらけの女の目からは涙があふれて止まらない。
そして一か月を待たずして、佐藤柚樹は木村柚樹になった。
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