2346人が本棚に入れています
本棚に追加
/322ページ
「翔也のそういうとこ好き」
「そういうとこって？」
「体ばかり求めないとこ」
翔也は私のおでこを優しく叩いた。
「俺のこと、そんな最低な男だと思ってたの？」
「思ってないよ。だから、改めて好きだなーって思ったの」
「……ならいいけど」
翔也はまだ少し不服そう。
「翔也？」
「うん？」
「好き」
優しいあなたが好き。
かっこいいあなたが好き。
意外と甘えん坊なあなたが好き。
繊細なあなたが好き。
いつも、私を１番に考えてくれるあなたが好き。
本当に好きなら好きの理由が分からないというあの話、当たっていると思ったけど、当たっていないかもしれない。
だって、まだまだ出てくるんだもん。
翔也の好きなところ。
最初のコメントを投稿しよう！