無法者、プレデトンに降臨!

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「ふぅ、やっとプレデトンに転生してくれるんじゃろな?」 爺は未だに俺に疑いの目を向けながら聞いてきた。爺が俺を疑いたくなる気も分からなくはないが、能力を与えたらすぐにプレデトンに行けなんて言われてないから俺は悪くない。 「それで、どういうわけだ?俺の年齢は23だったはずだぞ?何で実年齢下げやがった?」 確かによく若く見られて居酒屋で酒を頼もうとしたら「証明書はございませんか?」と言われたこともあるがなんで実年齢を下げられなきゃいけないんだ? 「お主にはプレデトンの常識を知識としては教えたが実際に学園で学んでみた方が良いかと思っての」 この野郎…そんな下らねぇ理由で勝手に実年齢下げやがったのか?イライラするぜ。 「すぐ転生しようと思ったが少しやることができた」 俺はこの爺に天罰を与えるために一瞬で爺の背後に周り翼の根元を掴んだ。こうなればやることは1つしかないよな?ククク…毟り取った翼がふかふかなら羽毛布団に加工するか。 「ちょっとやめて!本当に痛いから!!」バサバサバサ・・・ 中々軽そうだな。だが布団にしようと思ったが元はこいつの一部だったと思うとやっぱり使う気が失せるな。燃やすか 「フレイム・ストリーム」 俺が魔力を練り上げ魔法を唱えると魔法陣が現れ、炎の嵐が翼を燃やし尽くしそこに残ったのは燃えて灰になった翼の残骸とシクシクと泣いている爺の姿だが正直、キモい。
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