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爺がシクシク泣きながらのの字を書いてるがまぁ泣き止むまでほっとくか。しかしこの800年のおかげで殆どの魔法の習得に能力の使用にもなれたが元々バカみたいに凄い身体能力だったのがその気になればプレデトンを木端微塵なんて笑えねぇ。
「うぅ、儂の翼が…。あそこまで20000年かかったのに」
はぁ、いつまでもうじうじしてるな。こいつ本当に神なのか?そう内心で呆れながらも仕方ないから俺が毟り取る前と全く同じ状態に戻した。時属性の魔法で灰になった翼が爺に生えてる状態にまで巻き戻した。
「ほら、これで文句ないだろ?さっさと転生させろ」
俺が態々面倒な時魔法で戻したのに爺は泣き止む気配もなかったが自分の背中に翼が戻ったのに漸く気づいたらしくやっと泣き止み、笑顔になった。時魔法は扱いが難しいが上手く戻した甲斐あったのか疑問だが転生できるなら悪くないかもな。
「せめてもの仕返しじゃ」
そう言うと爺は俺の立っていた場所に落とし穴のように穴をあけて俺はその穴に吸い込まれるようにしてプレデトンに向かって行ったが俺は一つだけ心に決めた。あの爺、今度は翼だけじゃなくもうほとんど残ってない髪も毟り取ると。
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