第1章

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さっき胸元の汗をふいたときにボタンが外れたんだ!! 私は慌てて無言でチャコールグレーのシャツの胸元を押さえる。 ちゃんと赤が透けない色のシャツを選んできたのに透けるどころか上から丸見えだなんて! でもこじらせアラサー女子、こんなことできゃーなんて言わないわよ! 処女だと悟られないために、冷静を装うのは慣れてるんだから! 「お見苦しいものをお見せしました」 さっと外れていたボタンをしめる。 実はDカップだし写メコン出すのに毎晩磨いているこの身体。 ちょっと見られたからってショックを受けるようなものじゃないはず! と恥ずかしさを押し込める。
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