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「親衛隊・・・・・・・死ね」
「ホントホントー」「サイテーサイテー」
「「いなくなればいいのにねー」」
書記と庶務が蔑みながらそう言い放つ。
「ちっ違います!」
「僕たちはただ・・」
「生徒会の皆さまの役に立ちたくてっ!」
「誰がそんなことを頼みましたか。」
絶対零度の目を副会長から向けられた親衛隊隊長たちは一斉に口をつぐむ。
「今後、一切かかわらないでください。」
冷え切ったその声に泣きだした隊長たちは少なくはなかった。
まぁ、これこそが自業自得というやつだろう。
だからOKを出すのを渋ったのに。他はともかく、副会長は何も間違ったことは言っていない。非は完全に親衛隊にある。
白井 翼はおそらく権力で無罪になるだろうしね。
またも、誰かの駆けてくる音が聞こえる。
さすが、心。タイミングはピッタリだな。
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