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んで、あたしはどんな格好だったかっていうと。
裾にフリルの付いた、お尻が隠れるくらいの長さの白いコットンブラウス。
デニムのレギンスパンツ。
足元はインディゴブルーに、白の小花模様の入ったぺたんこのエスパドリーユ。
そして麻のトートバッグ。
初夏のさわやかなイメージでまとめてみました!
でもぉ。
コーディネートとしては完璧なんだけどぉ。
あたしが着るとねぇ……
って言いたいんでしょ、そこの3人!!
ふぅ。でもいいのいいの。
あたしだって、これでもプチ勝負してんだから。
この一見清楚な白のブラウス。
胸元が大きく開いているから、本当はこの中にキャミかなんかを着るのがお約束なんだけど、あたしはあえて、ブラウスだけで着てきたのだ。
もちろん、あたしの唯一の自慢『形の良いオッパイ』をチラ見えさせるために!
あ。ちなみに髪型は、飲み会の時は、もっちゃりとしたほっぺが目立たないように、いつも顔の輪郭が隠れるよに、フロントに向けてブローしてまーす。
「さったん、ミーナ、この子がさっき話したアヒルね。」
レナちゃんが意味深な笑みを浮かべて、あたしを二人に紹介する。
「あーアヒルちゃんだぁ。想像してたとおりぃー」
「ほんとだほんとだぁー。かわいぃーアヒルっぽいぃーー」
そう言いながら、さったんという子とミーナという子は、同時にグーにした手を口元に持って行き、クスクス笑った。
……いきなりアヒルっぽいとは、どういうコトよ??
と思いつつ、取りあえずその子達に合わせて、あたしもクスクス笑ってみた。
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