平凡がよかったのに

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少し戻ります。 ーそれからの俺ー 柊(2年生) 武「えっ?俺風紀に戻るの? 」 紫「嫌なのか? 」 呉「 戻ルニ決マッテルヨナ。」 ふたりの目が怖い。 七生である、風紀委員のふたりに挟まれどうしようもできない俺。 武「はい、やります。やらさせていただきます。 」 紫「 その言葉を待っていた。」 いや、その言葉しかないんだろう。 だが、理事長や生徒会からの0クラスからSクラスへの変更はなしにしてもらった。 俺が0クラスに行ってからのSクラスのあの空気には入れそうにない。 まだ、煌翔と一緒にふたりで羽賀先生の授業を受けた方がいい。 理事長も生徒会も渋々OKしてくれた。 そして、この時期から三年生の受験シーズンが始まり、卒業式に向けてまた学校がバタバタする時期が迫ってきていた。
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