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少年の家は森の奥にあり、その家の奥には大きな獣がいた。
その獣は私に敵意をあらわにして、こちらを睨んでいる。
少「 大丈夫。この人は僕を助けに来てくれたんだ。」
獣はその目を細くし、嘲笑うかのように応える。
獣「 何を言っている。お前を助けようとする人間などいるはずないだろう。また、騙されているのだ。」
ジ「 そんなこと...。ただこの少年を私は助けたいだけ!」
そう言うと少年と獣は目を大きく見開いた。
少「 お姉さん、分かるの?フェンリルの言葉が。」
フェ?フェンリル!?
獣「 なるほど。これまでの人間とは違うようだな。」
ニヤニヤとこちらをみるフェンリルに私は唖然としてしまう。
フェンリルってあの伝説の?
魔獣の中でも神に匹敵するほどの力を持ち、全ての魔獣を従えることのできる唯一の存在。
でも、なんでフェンリルがこんなところに?
フ「だが、コイツを連れて行くことは難しいと思うぞ。 」
その言葉に眉をひそめる私。
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